9月11日、金融庁は、日本がアジア地域ファンド・パスポート(ARFP)への参加を決定したと発表した。ARFPは参加経済圏におけるクロスボーダー投資を促進するものだ。
アジアの地域経済を構成する国々は、それぞれの金融市場がより密接につながることでその価値が高まると認識している。国境を越えた金融取引には、法令や規制上の差異によって障壁が生じているが、これを減らすために域内各国が協力することで、より深みある効率的な金融市場を構築できるほか、持続的かつ健全な経済成長に寄与することもできるとしている。豪州、日本、韓国、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、タイで構成されるアジア地域ファンド・パスポートワーキンググループは、域内の他の関係経済組織と共に、ARFPの進展に向けた努力を継続する。