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役員からのメッセージ:FIAジャパン副会長 マイケル・ロス

FIAジャパンは、組織としてコロナ禍に挑戦しています。以前はレセプションやセミナー等を開催し、FIAジャパンメンバーや業界の関係者が直接ネットワークを構築していましたが、コロナ禍をきっかけに、オンラインセミナー等のバーチャル・ネットワークを活用するようになりました。

昨今の主なFIAジャパンの活動は、各種委員会が主導しています。国際金融センター委員長の富安委員長は、金融庁との円卓会議を開催し、グローバルのアセットマネージャやヘッジファンドを日本に招聘すべく活動を行い、複数回の円卓会議を通して様々なフィードバックを募りました。

また、オペレーション委員会の柳沢委員長は、アジア地域のFIAの同僚と密接に協力しながら、日本証券取引所(JPX)及び日本証券クリアリング機構(JSCC)を取り巻く諸問題に取り組んできました。JSCC が当初証拠金に関する SPAN に代わって VaR(Value at Risk)計算モデルを導入する計画やCF/IM 比(Clearing Fund 清算基金 / Initial Margin当初証拠金)などがその内容です。この委員会が扱うもう一つの重要なテーマは、JPX が計画している祝日取引と、清算業務およびリスク管理への影響に関連するものです。また、バイサイドとセルサイドのオペレーションを調整し、業界の2つの主要参加者間のより効率的なワークフローを構築するための議論も行っています。


他の委員会も、業界に働きかけ、議論すべき課題を見つけ、また、遭遇した問題の解決策を見出すために、積極的に活動しています。


2022年には、コロナ禍が制限していたネットワーキングを再び開始できるよう、対面での活動を再開することを視野に入れています。金融業界はテクノロジー主導と言われていますが、業界の成長と効率的な運営の為には、テクノロジーを実際に使いこなす人々とその知識・アイデアが重要です。FIAジャパンが、さまざまな市場参加者間のアイデアの流れを作る手段のひとつになればと願っています。





































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